「考えるテーブル」へ―――仙台の哲学カフェに行ってきた(上)
突然ですが、1/25(土)に仙台へ行ってまいりました。
目的はショッピングに加え、
せんだいメディアテークで行われた
「てつがくカフェ@せんだい」さんが携わっている
「考えるテーブル てつがくカフェ」への参加。
この仙台の哲学カフェ、いつかは参加してみたいと思っておりました。
単に地理的に近いという理由もあるのですが、
別の事情もあり。
この仙台の哲学カフェは、過去の対話テーマを拝見する限り
どうも「あの日」に関する対話に真正面から
取り組んでいらっしゃるようでした。
例えば、第1回目のテーマは
「震災と文学――「死者にことばをあてがう」ということ」。
いわて哲学カフェも被災した県で行う以上、
いずれは3.11に関するテーマも取り上げるべきなのでは…という思いが
私(いわて哲学カフェ主催者)に漠然とあり、
その辺りのお話(=震災をテーマに対話すること)について
少しでも先達に伺うことができれば…というのが
二つ目の参加の理由でした。
という訳でこの記事は、「考えるテーブル てつがくカフェ」に
参加した私目線のレポートです。
哲学カフェの開始が13:30からだったので、
仙台駅のお店で昼食(牛タン定食、なぜか50歳前後の男性と相席)を済ませた後、
せんだいメディアテークへ向かいました。
そもそも「せんだいメディアテーク」をご存知でない方のために
一応ご紹介しておくと
(と言いつつ、ブログの管理者もごく最近調べたのですが)
「せんだいメディアテークは、
美術や映像文化の活動拠点であると同時に、
すべての人々がさまざまなメディアを通じて自由に情報のやりとりを行い、
使いこなせるようにお手伝いする公共施設です。」
cf.せんだいメディアテークのサイト(最終閲覧日:2020年1月28日)
外観はガラス張り。
中に入ってみると、少なくとも1階と哲学カフェの行われた7階は
あまり「部屋」として仕切られておらず、
1フロアの大部分がゆるくつながっているという感じで、
ブログの管理者は盛岡のaiinaを連想しました。
ちなみに、館長はあの鷲田清一さん(※1)だそうです。
13:30ギリギリに会場に入ると、
そびえ立つ黒板の前に大小の机が5つほどあり、
その周囲に結構な人数の方が着席していました。
(どうも、テーブル自体を黒板として使う事もある様☟)
数えた訳ではないので正確ではありませんが、
関係者の方も含めると、少なくとも30名はいらっしゃったような。
大学生位の方から(東北大の学生さん等)それなりの御年と思しき方まで、
比較的幅広い年齢層の方がいらっしゃいました。
会場に入ると哲学カフェの関係者の方から付箋を手渡されました。
「何か考えたいことについて書いて下さい」とのこと。
いわて哲学カフェでは、主催者があらかじめテーマを決めてしまっていますが、
「考えるテーブル てつがくカフェ」では、参加者の方からテーマを募るそうです。
(以前は違ったそうですが)
今回の哲学カフェで参加者の方から挙げられたテーマは、以下の通り。
「正義とは何か」
「自我と欲」
「人を信じるとは」
「人を愛するとは」
「他者を受けいれる」
「尊厳」
「主観と客観」
「学歴」
定刻となり、哲学カフェが始まりました。
続きは☟
「考えるテーブル」へ―――仙台の哲学カフェに行ってきた(下) - てつがくカフェinMORIOKA
※1 鷲田さんのご紹介なんて必要なのか?とは思いますが、
(そして私もメディアを通してしか存じ上げませんが)
一応ご紹介しておくと、哲学者、大阪大学総長・大谷大教授などを歴任。
哲学カフェとも関連の深い方で、ご自身でも行っていた(いる?)そう。
朝日新聞の「折々の言葉」でご存知の方もいらっしゃるかも。