いわて哲学カフェ

「てつがく」することを「楽しむ」ために

映画を観て、お花見をしながら…何の話かと言うと「哲学カフェ」のお話(上)

「哲学カフェ」については別記事で説明してあるのですが、

cf.(「喫茶店」ではない…「てつがくカフェ」とは何かについて - てつがくカフェinMORIOKA

それで事足りるかと言うと

全然そうではありません。

 

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

実は哲学カフェにも色々‘種類’があります。

恐らく主催者の方々も、どういう面白い試みが出来るのかと

様々に模索していらっしゃるのだと思います。

 

では、どういった哲学カフェがあるのか?

以下、 私(ブログ運営者)が知っている限りで紹介します。

※「種類」とは言っても、

私の知る限り公式の分類があるわけではないはずです。

あくまで主催者の方がそう命名している、というお話。

※訂正、以下に記載の「NSD」は除きます。 

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1、シネマ哲学カフェ

 

文字通り「映画に関する哲学カフェ」です。

映画鑑賞後に、その映画について哲学的な問いを立て、

参加者の方々であれこれ話し合います。

 

私が参加したのは、宝塚にある喫茶店(映画館に併設)で行われた哲学カフェです。

題材は「小早川家の秋小津安二郎監督)」と「女の一生」。

 

ちなみに、同じ場所で「この世界の片隅に」を題材とした時は、

哲学カフェを二回に分割して行ったほどの盛況ぶりだったとか。

 

そしてちなみに、2018/10/7に行ったいわて哲学カフェで

司会をして頂いた方が

映画「斬、」についてシネマ哲学カフェ行った時には(場所は福井)、

塚本晋也監督を交えて語り合ったそうです☟

www.asahi.com

 

本当に…行きたかった…。

 

2、哲学Bar

 

これを「哲学カフェ」の種類に含めて良いのか?という気もしますが、

ご紹介までに。

 

文字通りBarでお酒を飲みながらの哲学対話です。

私が参加したのは京都の鴨川沿いにある小さなBarで行われたもの。

ちなみにテーマは「若さ」でした。

 

最初は頭が働かなくなるからと思いコーヒーを注文したものの、

せっかくだからとバーテンダーの方にカクテル(アップルバーボン使用)を

作って頂いた所、あまりアルコールのきつくないものをお願いしたのに

見事に酔っぱらってほとんどしゃべれなくなったブログ運営者でした。

 

3NSD(ネオ・ソクラティック・ダイアローグ)

 

これはちょっと別のもの。学術的な話が関係するそうですが、

もちろんここでは深入りしません。

 

一般的な哲学カフェと異なる形式です。

その違いを私の言葉で大雑把に説明すると以下の通りです。

 

一般的な哲学カフェでは結論を出すことにこだわりませんが、

この形式だと結論を出します。

また、

一般的な哲学カフェでは、テーマに関わることであれば

参加者の方々に自由に発言して頂くのですが、

この形式では手順が決まっており、

「問い立て→事例を出す→事例の検討→結論を出す」

という段階を踏みます。

ちなみに「事例」とは、「参加者の方の、問いに関する体験」であり、

「体験を基に哲学しよう」ということ(だと私は理解しております)。

 

私が参加した時について、詳しくは☟

初参加のハードルについて、私の哲学カフェ初参加の時 - てつがくカフェinMORIOKA

 

ちょっと長くなったので記事を分割しました。

あと少しです☟

映画を観て、お花見をしながら…何の話かと言うと「哲学カフェ」のお話(下) - てつがくカフェinMORIOKA