いわて哲学カフェ

「てつがく」することを「楽しむ」ために

「何…そのテーマ?」と思われた方へ、「てつがくカフェ」のテーマの注意点

「え…なにそのテーマ?

どうせ哲学の話をするなら、

人生の意味とか、善悪とか、幸福とは何かとか

そういう話をしたいのになぁ」

と思われた方いらっしゃいましたら…ちょっと待って下さい!

 

そういうテーマで一度やってみてもいいのですが…

私(ブログ運営者)が哲学カフェについて

教えを乞うている人の意見なども踏まえ

以下のような理由から、そういうテーマは避けております。

 

1ベタな‘テーマは紋切り型の意見の応酬になる?

 

一回目のチラシに「友達とは何か? 」というテーマを載せていたのですが

それについて、前回(2018/10/7)の哲学カフェで

司会をして頂いた専門家の方に、

「イマイチ」と言われてしまいました。

何故かと言うと、そのようなよくあるテーマは

紋切り型の意見に終始する可能性があるから、だそうです。

もちろん‘可能性’の話で、必ずそうなると言う訳では無いのですが。

 

2、普遍的なテーマはどこでも顔を出す

 

例えば、前回の「どうすれば立場の違いを乗り越えられるのか?」という

テーマについて対話した時も、

「正義」の話がでてきました。

また、私が出席した哲学カフェについての大学のゼミでは、

講師の方が「たとえどの様なテーマであれ

『どう生きるか』という問いと関連しないか考えてほしい」

とおっしゃっていました。

 

そのように、哲学において追求される普遍的なテーマは

たとえその回のテーマが何であれ、

何らかの形で関連してくる、と考えられます。

 

3、そもそも、テーマが変わっても良い!

 

最初に設定したテーマについて取り組む中で、

より追求すべきだと考えられるテーマが出てくれば、

それに切り替える、というのもありだと主催者は考えています。

と言うより、そのような問いが対話の中で生まれるのを

密かに期待しています。

 

以上です。

とは言え、人によって興味はそれぞれでしょうから、

無理に興味の無い回へ参加する必要はありません。

ですが、上記の点についてはお知らせしておきたいなぁ、

と考えました。

一見すると「?」というテーマで、

面白い対話が生まれるかもしれません。

 

最後まで記事を読んでくれた方、ありがとうございました。